DAIDO ウインチ関連製品(陸上設備用シーブ・滑車)

こちらでは主として陸上設備に用いられる
当社のウインチ関連製品をご紹介します

DAIDO 陸上設備用ウインチ関連製品には、

  • シーブ、シーブブロック、クレーン用フック、ローラー・特殊ウインチドラムなどがあります。
  • 設計担当の皆さま。ウインチのワイヤリング計画などでお悩みの時は、ご遠慮なく当社にご相談ください。お役に立ちます。
  • 海用設備に用いられるユニバーサルフェアリーダー、動滑車スナッチブロック、金物類などは、海用設備をどうぞ

DAIDO シーブ

シーブの設計・製造ガイドライン
DAIDOシーブは、建設業労働災害防止協会の以下のガイドラインに基づき、設計製作していますので、安心してご利用いただけます。
シーブは軽く、かつバランスのとれたものでないと、なめらかに回転しなくて片減りを起し、ワイヤロープの磨耗を早めたり、形くずれをおこして断線の原因となります。みぞはロープに変形を与えず、また、容易に外れないような形状に仕上げられなければなりません。シーブのボスには、回転が軽くできるように、青銅ブッシュ、オイレスメタル、転がり軸受けなどを使用します。ワイヤロープの太さに対するシーブの関係はクレーンでは16~64倍と定められています。
DAIDO 鋳造シーブ
木型は必要になりますが、発注数量が多い場合、鍛造シーブ・削り出しシーブに比べ安価で製作が可能です。
製作可能材質:ダクタイル鋳鉄(FCD350~800)、ねずみ鋳鉄(FC200~350)、鋳鋼(SC)など。※FCD500以上では溝部への高周波焼入れが可能です。
▲DAIDO 鍛造シーブ例
DAIDO 鍛造シーブ
金型が必要となるため、製作可能な寸法形状に制約があります。発注数量が比較的多い場合、削り出しシーブに比べ安価です。製作方法は、シーブとなるリムディスクの外周をドーナツ状に加熱し、溝部を熱間で据込みながら成形機で回転、鍛造します。
製作可能な材質:構造用炭素鋼(S35C)。※S35Cであるため溝部への高周波焼入れが可能です。
▲DAIDO鍛造シーブ例
DAIDO 削出しシーブ
旋盤での削り出し加工を行なうため、あらゆる大きさのシーブ径に対応可能です。木型・金型がない場合および発注数量が少ない場合、鋳造シーブ・鍛造シーブに比べ安価で製作が可能です。
製作可能な材質:構造用炭素鋼(S25C、S35C、S45C、)、一般構造用圧延鋼材(SS400)、ステンレス鋼(SUS304)など
▲上の削出しシーブは、材質S35C。ワイヤ溝部分に高周波焼入れ、側面に掘込み加工を行なっています。

DAIDO ローラー

  • 写真のローラーは、インクラインワイヤのガイド用として設計・製作したものです。材質はダクタイル(球状黒鉛)鋳鉄品。溝(アール)部には高周波焼入れを施してあります。
  • 溝部の形状選定、軸径選定計算なども当社にお任せください。

DAIDO シーブブロック

概要
シーブブロック滑車は荷役装置に主に用いられます。また、ウインチの設置場所に寸法制約があった場合にも必要となります。その際のワイヤリング計画は、コストにも影響するためウインチとシーブブロックの最適な選定が要求されます。
シーブブロック選定は、ワイヤロープの入・出の方向、ロープ張力、ワイヤ径、使用用途などから決められます。また、シーブを介してウインチを運転する場合、ワイヤロープとシーブ溝には必ず摩擦力がはたらきます。よって、シーブの数が多くなるほど、ウインチに必要な巻取能力は大きくなります。
ワイヤリング計画などでお悩みの場合は、豊富な実績と経験のある当社に、遠慮なくご相談ください。もちろん無料です。
スイベル式ブロック(動滑車)
スイベルアイのついたシーブブロックで、スイベル部が回転することが特徴です。アイの部分と対象となるワークをピンなどで連結して使用します。
スタンドブロック
固定滑車であるスタンドブロックは荷役設備のガイド用などとして、多くの場所で用いられます。写真左のスタンドシーブは、スキップホイスト設備に用いられ、高頻度の使用に耐えうる製品です。
フックブロック
動滑車であるフックブロックは各種クレーンの巻上用ブロックとして使われます。写真の製品は、無負荷(空荷)でもフックブロックが下降するためのウエイトが取付けられています。

DAIDO 特殊ウインチドラム製作

  • 写真は電力メーカーさまに納入した、特殊ウインチドラムの例です。
  • 当社ではウインチドラム単体の設計、製作もおこないます。