こちらはウインチ関連の設計・法令資料を揃えています。
ウインチの機種選定、ワイヤリング設計など、
ウインチや関連設備の設計でお悩みのときは、
お気軽に当社にご相談ください。お役に立ちます。
ウインチ設計の条件
- ウインチ(巻上機)を設計するのに必要な基本的な条件を、以下に取り上げました。
- 当社にお引合い頂く際にも、ご参考にしてください。ご不明な点は遠慮なくお問合せください。
● 使用目的
● 巻取り能力:Ton(kN)
● 巻取り速度:(m/min)
● ロープ巻取量:(Φ〇mm×〇m)*揚錨機の場合は錨鎖径
● 駆動方法 :( 油圧・電動・エンジン・エアー )
● クラッチ、ブレーキの方式
● ドラム巻取り方向
● 使用馬力
● その他の要望事項
上架ウインチの設計留意点
- 最大船体重量を決めます。
- 下式より必要引揚力を求めます。
滑車数を多くすると、ウィンチ直巻き能力は小さくできますが、ワイヤ長が長くなり、バランスが悪くなります。また滑車数に比例して、上架速度が遅くなります。
(例) 2車×3車の場合。
●上架速度はウィンチ巻取り速度の1/(2+3)=1/5になります。
●ワイヤ長は上架距離の5倍必要となります。
- 上架ウィンチの力量計算式 (簡便法)
力量:F
船体重量:W
船体台車とレールの摩擦係数:μ=0.04~0.05
斜面傾斜角度:α
とすると
F=W sinα+μW cosα
(例)
W=100t、α=7度、μ=0.05の場合
F=100×0.122+0.05×100×0.992=17.15t
滑車を2車×3車使用した場合の滑車係数を4.33とすると
必要巻上能力:FW=17.15t ÷4.33=4t
ウインチの機種選定について
- 船揚場設計ご担当者さまに
当社ではウインチの機種選定プランを提出することができます。下記事項を教えてください。秘密は厳守いたします。
●対象船舶の実重量(呼び称○屯船でも可)
●斜路の勾配○度(1/○でも可)
●斜路条件:レール台車orシラ木材orマリンウッドorタイヤ
台車平面配置図(マンガ図でもOK)があれば、ウインチ以外の金物(滑車など)なども選定できます。
- 机上の計算による選定では不安なご担当者さまに
「ウインチ選定は上記の計算による単純なものではない。波や風の影響もあれば、台車の車輪・レールの錆など多くの要素が関わってくる」という話を耳にします。
そんなご担当者さまにご安心頂くために、当社では簡易計算とともに、次のような判断材料をもとに機種選定を行なっています。○○県○市のA漁協組合さまとB漁協組合さまは隣同士です。当社はA漁協さまにウインチを納入しご利用いただいています。B漁協さまで今回、船揚場の計画がでています。通常、隣の漁協組合さま同士は船の大きさがほぼ同じです。よって、ウインチ能力も同程度が必要と判断できます。
DAIDOウインチは北海道から沖縄まで約1500ヶ所に納入実績があります(漁協組合さまは全国で約2000ヶ所)。この実績と照らし合わせて自信を持って機種選定を行っています
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