こちらでは各種の港湾土木作業船で活躍している
DAIDO土木作業船用ウインチをご紹介しています。
DAIDO作業船用ウインチについて
- 作業船には沢山の種類があります。
作業船の例:ジブ起伏式起重機船(左)アンローダー船(右) - 作業船に据付けられる作業船用ウインチも多種類あります。
操船ウィンチ・アンカーウィンチ・スパットウィンチ・ケーソン据付用ウィンチ・テンションウィンチ・トーイングウィンチ・オイルフェンス巻取ウィンチロープリール・海洋深層水取水ホース用ウィンチ・潜水ウィンチなど。 - 当社では、長年培ってきた豊富な経験とノウハウを生かし、使い勝手のよい高品質な、作業船用ウインチをご提供できます。
- DAIDO土木作業船用ウインチ パンフレット(PDF版)
DAIDO 作業船用ウインチの特長
- 信頼性の高い安全設計
- 塩害対策をはじめとする屋外船用仕様
- 徹底した品質管理、アフターサービス体制
- 部品供給、および万一のトラブル対応に即応
- 熟練者不要の簡単操作
- 短納期、低価格
DAIDO 操船ウインチ
- 操船ウインチとは
- 操船とは船の操縦のことです。非自航式作業船の移動操縦はウインチで行ないます。4基のウインチドラムを用いて、作業船を東西南北あらゆる方向に移動させます。
- ▼操船用ウインチ搭載作業船(左) 係船索付操船用油圧ウインチ(右)
- 当社では操船ウインチだけでなく、関連するユニバーサルフェアリーダーも製作しています。詳しくはシーブ・滑車など
- ▼起重機船搭載ユニバーサルフェアリーダー(左) ユニバーサルフェアリーダー(右)
- ▼操船用ウインチ搭載作業船(左) 係船索付操船用油圧ウインチ(右)
- BM型・LKO型 操船用ウインチ(単胴ドラム)
- 駆動源は電動式、油圧式いずれも製作可能。
巻取速度、ロープ巻取量の変更可能です。
乱巻防止対策にワイヤサバキ付ウインチも人気があります。
2速切替(低速・高速)仕様、遠隔操作方式、無線操作、張力調整機構付、チェーンホイール付、ワーピングドラム付などのオプションがあります。- ▲BM型操船用電動ウインチ(左)LKO型操船用油圧ウインチ(オプション:ワーピングドラム付)(右)
型式 巻取能力
kg巻取速度
m/min 60Hzロープ巻取量
mBM-3(S) LKO-3(S) 3000 15 Φ20×220 BM-5(S) LKO-5(S) 5000 15 Φ25×250 BM-7(S) LKO-7(S) 7000 15 Φ30×300 BM-10(S) LKO-10(S) 10000 15 Φ32×300
注:(S)はワイヤサバキ付です。 - ▲BM型操船用電動ウインチ(左)LKO型操船用油圧ウインチ(オプション:ワーピングドラム付)(右)
- SBWM型 操船用電動ウインチ(複胴ドラム)
- 1台のウインチに2基のドラムがセットになった、経済的な構造のウインチです。
駆動源は電動式、油圧式、エンジン式のいずれも製作可能。
クラッチ方式はオプションで遊星歯車式に変更可能。- ▲SBWM型 操船用電動ウインチ(オプション:遊星クラッチ式)(左)
標準SBWM型 操船用電動ウインチ(右)型式 巻取能力
kg巻取速度
m/min 60Hz電動機
kWロープ巻取量
mSBWM-8屯 1300 15 5.5 Φ14×260 SBWM-10屯 2000 15 7.5 Φ16×260 SBWM-15屯 3000 15 11 Φ20×280 SBWM-20屯 4000 15 15 Φ22×300 - ▲SBWM型 操船用電動ウインチ(オプション:遊星クラッチ式)(左)
DAIDO ケーソン据付用ウインチ
- 概要
- マリコンA社さまに納入したケーソン据付用ウインチです(下画像)。ケーソン据付用ウインチは張力調整機構を設けた電動ウインチです。
- 波の影響等でワイヤに過度のテンションが加わると、ワイヤロープが破断する恐れがあります。この場合、ケーソン上の作業者にロープが飛来、接触する危険があります。張力調整機構があると、ロープに限度以上のテンションがかかった時、トルクリミッターが作動し、巻取りをスリップさせることができます。ロープが破断する可能性はほとんどなくなります。
- ケーソン据付ウインチ 社内試験風景(荷重試験・張力調整機構 作動確認試験)
- ▲ケーソン据付用ウインチの社内試験 (荷重試験)
- ▲張力計によるトルクリミッター作動確認試験(張力調整機構 作動確認試験)
- ケーソン据付ウインチ 仕様例
-
巻取能力 98kN (10000kg) 巻取速度 13m/min ロープ巻取量 Φ30×350m 電源 3相220V60Hz 電動機 4p-30kW ブレーキ付 重量 4000kg 備考 トルクリミット付
DAIDO スパッド揚降用ウインチ
- 概要
- 造船所C社さまに納入したスパッド揚降用ウインチの事例です。
- 通常、スパッドの揚降(押込・揚収)は、スパッドウインチで行います。押込・揚収用にそれぞれに索具・滑車を装備して、スパッドウインチの正転・逆転によりスパッドの揚降を行います。
- スパッド揚降用ウインチ例
- ▲スパッド装置を搭載した作業台船(上)スパッド昇降用電動ウインチ(下)
- スパッド揚降用ウインチ 仕様例
-
巻取能力 73.5kN (7500kg) 巻取速度 10m/min ロープ巻取量 Φ28×150m 電源 3相220V60Hz 電動機 4p-18.5kWブレーキ付 重量 2500kg
DAIDO 海洋深層水 取水ホース巻取機
- 概要
- クレーンメーカーD社さまに納入した海洋深層水取水ホース巻取機の事例です。
- 電動ウインチ。取水ホースを海底まで繰出し、ホース先端に取り付けられたフィルター付の取水口から、海水ポンプを使って船上まで汲み上げます。
- 電動ウインチ。取水ホースを海底まで繰出し、ホース先端に取り付けられたフィルター付の取水口から、海水ポンプを使って船上まで汲み上げます。
- 特徴
- 取水ホース曲げ半径に合わせた巻取ドラム径。ホースがドラム上で緩まないためのホース押さえ装置は、ホースを潰さない程度の押さえつけ力としました。
- 海洋深層水取水ホース巻取機
- ▲海洋深層水取水用ホース巻取機(上) ホース抑え装置(下)
- 海洋深層水取水用ホース巻取機 仕様
-
巻取能力 4.9kN (500kg) 巻取速度 7m/min ホース巻取量 Φ60×420m 電源 3220V60Hz 電動機 4p-1.5kWブレーキ付 重量 3000kg 備考 ホース抑え装置付
DAIDO 潜水ウインチ
- 概要
- 潜水業者E社さまに納入の潜水ウインチの例です。
- 潜水士船は潜水作業を行う作業船です。潜水作業に必要な諸器具を装備し、水中作業に従事する潜水士を乗船させて、作業現場まで移動し、潜水ウインチを使って作業を行ないます。
- 特長
- 主ドラムは石吊り作業用に、後ドラム(3胴)は操船作業用に使用します。オプションとしてバケット作業が可能な5胴ドラム式、スムースなクラッチ操作が可能な遊星クラッチ式があります。また、変速可能な油圧駆動式もあります。
- 潜水ウインチ例
- ▲潜水船搭載の潜水ウインチ(前面より) 潜水ウインチ(操作側より)
- ▲4胴WS-3型潜水ウインチ(オプション:油圧モーター付)
- 潜水ウインチ仕様例
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形式 WS-3 WS-5 巻取能力(前ドラム) 650kg 900kg 巻取能力(後ドラム) 中300kg
外300kg中650kg
外650kg巻取速度 約12m/min 約12m/min ロープ巻取量(前ドラム) Φ12×140m Φ12×200m ロープ巻取量(後ドラム) Φ12×150m
Φ12×200mΦ12×300m
Φ12×300m重量 700kg 1100kg
DAIDO 収納用油圧ロープリール
- 概要
- 造船所F社さまに納入の収納用油圧ロープリールです。
- 特徴
- 油圧駆動式ロープリールです。ロープ径が大きいため、巻取力のわりに大きなドラムを有する特徴があります。巻取り用ロープは主として繊維ロープを使います。
- 収納用ロープリール例
- 収納用ロープリール仕様例
-
巻取能力 19.6kN (2000kg) 巻取速度 20m/min ロープ巻取量 Φ80×300m 重量 1400kg
DAIDO 油圧式テンションウインチ
- 概要
- 造船所F社さまに納入の油圧式テンションウインチです。
- 非自航船を後方より押して移動させる押船方式では、非自航船と押船との固定にテンションウインチを使用します。ウインチブレーキ力は巻取力の200%以上必要です
- テンションウインチの例
- テンションウインチ仕様例
-
巻取能力 29.4kN (3000kg) 巻取速度 10m/min ロープ巻取量 Φ2×550m×2本 ブレーキ力 58.8kN (6000kg) 重量 1750kg
注)作業船には以下のような種類があります
- 浚渫船、起重機船、クレーン付台船、杭打船、削岩船、引船、押船、監督船、交通船、測量船、土運船、揚錨船、コンクリートミキサー船、台船、運搬船、ガット船、給水船、石運船、捨石船、サンドドレーン船、サンドコンパクション船、深層混合処理船、潜水士船、ケーソン製作用台船、自己昇降式作業台船、磁気探査船、油回収船、清掃船、揚土船、バージアンローダー船、圧送船、スパッド船、オイルフェンス展張船、砂撒船、特殊船、セルフアンローダー船